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保育園が増えない理由

以前の記事で、以下のように書きました。

公立保育園を廃園するということは、そこに合理的な理由が認められない限り、公が公の責任を放棄する、投げ出すということです。

公立の認可保育園が増えない理由は、ここにあるんじゃないかな?
つまり、行政はこの「公的責任の放棄」ということを自覚している。
自覚していながら、投げ出したい。現実に投げ出しつつある。

保育園の設置・運営は、公的な責任・義務を伴うものなので、一旦新たに作ったらよほどの理由がない限りやめられない。
やめられないということは、毎年毎年義務的な経費支出がずっと続く。
保育園を新設したところで、本当に待機児童が削減できるか?解消できるか?というと、作ってみないとわからない。
となると、責任を取りたくない人にとっては、保育園の新設なんて、やりたくないことの筆頭のようなものじゃないのか!?!?
公立に限らず、例えば社会福祉法人の運営によるものであっても、認可保育園の新規開園には消極的になるんじゃないかな。認可保育園である以上、自治体は補助し続けなければならない。なので、仮に申請があっても開園を許可しない。

ところが、待機児童解消は、国の方針でもあるから、無視は出来ない。
ここで思いつくのが、株式会社による保育施設(認可保育園とは限らない)の経営、なんだろうなぁ。
同時に、国に対して、法改正を要求する。国もこれに応えて、保育制度を改変する。
保育園の設置・運営の義務が現在は自治体にあるのだが、これを法改正して、義務も責任もなくしてしまえばよい。

株式会社による認可外保育園の運営なら、仮に倒産・廃園になっても、行政は責任を負わなくていい。全くのゼロではないにしろ、ほとんどを会社の経営責任に出来るんじゃないかな。
認可外保育園であろうが、入園させさせてしまえば、待機児童は減らせる。

こういった文脈の中で、公立保育園の廃園・民営化が進められているのではなかろうか?
そして、認可保育園は増えない。
考えすぎ、もしくは、全くの見当違いでしょうか?
みなさんのご指摘をお願いいたします。

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すぺーすのいど

<民営化の一例>

1999年、世銀はボリビア政府にコチャバンバの市営水道会社を民営化するよう勧めました。
民営化すれば効率的な運用が可能になり、適切な料金で適切なサービスが提供されるという理屈です。
新しい水道会社は米国最大の建設企業の子会社でしたが、すぐに水道料金を200パーセント以上も値上げしました。
水道の請求書は月額20ドルに達しました。
20ドルは5人家族が2週間食べる食費に相当する金額。
当然、支払えない人たちが大勢出てきましたが、その支払不能者には容赦なく供給を停止しました。
・・・・続きは⇒http://archive.mag2.com/0000209623/20090326222221000.html
今週のフォーカス「きれいな飲み水という人権」をご覧下さい。


郵便局も「郵政」⇒「公社」⇒「民間」に変わるごとに、質とモラルが低下していると私は思います。

by すぺーすのいど (2009-03-27 22:20) 

ぐわし07

すぺーすのいどさん、コメントありがとうございます。

民営化さえされれば、何でもかんでも全てよくなる、うまくいく。
というわけではないですよね。悪くなることもある。

当然、よくなることもあるはずで。
よくなった例を、いっぱいあげられるといいですよね。

また、いろいろと教えてください。
by ぐわし07 (2009-03-29 19:18) 

保育の連絡帳

社福の認可園による運営はまだましという状況なのでしょうか
昨今の規制緩和により、保育への企業参入が可能となり、それによる問題も顕在化しているようです。東京練馬区のように。
3月初旬に厚労省から提案された、新保育制度は、今、ぎりぎりのラインを守っている児童福祉法24条も変えようとしています。認可園のレベルをさらに引き下げ、企業参入し易くし、保育の商品化し、、市場にまる投げしてしまおうという内容です。保育の公的責任がなくなってしまえば、自治体が公立園や認可園を運営するモチベーションは無くなってしまいますから、廃止・民営化は加速され、行政の保育機能の独立行政法人化なども考えられるのでは。
行政は、民営化の説明で、日本全国で起きていることですから、などと日本人が流され易い、みんなやってますからを前面に出してきますが、世界的にみたらヨーロッパを中心する先進諸国と比べると、完全に逆行しています。私たちの孫の世代は、子育てしにくい日本になっているかもしれません
by 保育の連絡帳 (2009-03-30 23:01) 

ぐわし07

保育の連絡帳さん、コメントありがとうございます。

現状の認識や考え方など、非常に近いポジションにいると思っております。

切り分けが必要だなと感じるのは、「地域差」と「共通性」です。
一口に民営化といっても、全国一律どこでも同じというわけではなく、地域特性、その地域ごとの違いがずいぶんあると感じています。
もどかしいのは、各地の状況を客観的に情報交換、共有できる方法を、私たちが持ちえていないことです。
父母・保護者と、保育士さんをはじめとする保育園職員とでは、持っている情報量も、前提となる知識も、感じ方や感覚も、随分違うと感じています。

>社福の認可園による運営はまだましという状況なのでしょうか
社会福祉法人による差が、ものすごく大きいと思います。まさしく雲泥の差。
突き詰めると、ひとつには、その社会福祉法人設立の経緯に辿り着くと思います。
誰が、なぜ、何のために、その社会福祉法人を作ったのか?ということです。
また、その設立の理念が、今に至るまで継承されているかどうかも大きなポイントです。
ですので「社会福祉法人の認可園による運営はまだまし」かどうかは、『一概に言えない』。

>昨今の規制緩和により、保育への企業参入が可能となり、それによる問題も顕在化しているようです。東京練馬区のように。
申し訳ございませんが、名古屋在住の私には、具体的に何を指していらっしゃるのか理解できないのです。。。ごめんなさい。
どんな問題が顕在化しているのでしょうか?
お差し支えなければ教えていただけませんか。

>3月初旬に厚労省から提案された、新保育制度は、今、ぎりぎりのラインを守っている児童福祉法24条も変えようとしています。
仰るとおりです。
現状、なし崩し的に既成事実を積み上げ、いわば、それに見合うように法改正をしてしまおう、ということだと捉えております。

>保育の公的責任がなくなってしまえば、自治体が公立園や認可園を運営するモチベーションは無くなってしまいますから、
最も危惧される点の一つです。
保育は、基本的には、公が公の責任と義務と負担でなすべきことだと思っております。

>行政は、民営化の説明で、日本全国で起きていることですから、などと日本人が流され易い、みんなやってますからを前面に出してきますが、
これを私は、説明責任の放棄と捉えております。
日本全国で起きている、みんなやっている、というのは合理的説明ではありません。
合理的というのは、誰が聞いても「うん、なるほどそうだ」と納得できる、という意味です。

ですので、
>世界的にみたらヨーロッパを中心する先進諸国と比べると、完全に逆行しています。
他国との比較には、必ずしも賛同いたしません。
これも「みんなやっているから」と同じ論理ですから。

最後に、こちらのブログをご紹介して、一旦ペンを起きます。
http://komazaki.seesaa.net/article/115723505.html

by ぐわし07 (2009-03-31 18:19) 

すぺーすのいど

上のぐわし07さんのコメントの最後のリンク先を見ました。

とても納得しました。
ただ私は「投資である」とあからさまに言われると、なんかやっぱり主役がお金みたいで引っかかりますけど・・・
まあ言い方だけの問題だとも思います。

「公」でも「民」でも、人間がやっていることには違いないので、結局は行為者の意識の問題なんでしょうねぇ。

何を主役にしてる(する)のか?
本来の目的は何か?

そこさえ間違わなければ、実行の主体にこだわることも無いのかもしれませんね。
まぁそれぞれ多少は向き不向きがあると思いますけどね(^^ゞ

by すぺーすのいど (2009-03-31 23:08) 

ぐわし07

すぺーすのいどさん、コメントありがとうございます。

「投資」であるとか「利回り」であるとかの単語に、拒否反応を示すであろう方がいることは、容易に想像できます。
私は、特に抵抗がありません。
むしろ「非常によくわかる」。

幼少期にしっかりとした保育を提供することで、その後の犯罪発生率の低下などの、社会的な益に結びつくことを数字で表そうとすれば、投資、投資効率、利回りなどの概念を当てはめることは、妥当といえると思います。

小学生に歯磨き指導を徹底することで、国民全体の虫歯罹患率を抑止することに成功した国は、医療費を削減するだけではない余禄を手に入れることが出来たわけです。<これって、フィンランドでしたっけ??どこだったか、北欧の国だったとは思いますが。。。

以前に引用した、「10歳まで社会が子どもを守らなければ、~」と、同様の考え方だと思います。
http://nkh.blog.so-net.ne.jp/2009-02-21-3
by ぐわし07 (2009-04-01 18:08) 

保育の連絡帳

丁寧なコメントありがとうございました

地域に根ざした保育課程の策定は、保育所保育指針にも明記されているように重要なことであると私も考えています。様々な地域の方と情報交換することは、ブログを始めた理由の一つです。同じ市内でも他園の保護者間での情報交換はほとんどありませんでしたのでし、民営化問題に関しても温度差はかなりあるというのが現実です。

社福のレベル差という話は聞いています。たとえ認可園であっても事業主によって、保育の内容、質はかなり異なっているという認識はあります。
東京都の場合は、自治体が認可する基準よりも低い、東京都独自の基準をクリアすれば、都から補助金がもらえ、保育園を運営できるようになっています。東京都が認可した保育所は認証保育所と呼ばれていて、職員配置基準やスペース基準も自治体の認可園よりレベルが下げられています。
また、都や市から認可されていない無認可園などは、補助金が出ませんから、保育料も高く、保育料を払うために働いているような方もいるのではないでしょうか。コストをかけずに待機児解消するために、こういった認証保育所や無認可保育所を増やすよりまだましなのかな、というとてもレベルの低い話になってます。

東京練馬区のことは、
http://okkaketai.blog75.fc2.com/blog-category-5.html
を参照下さい。ここで紹介されている、光八保育園の民営化を見た、他園の保護者の方は、どうせ民営化されるならと、レベルの高い社福を探しだし、その社福に自分たちの保育園の事業主になってほしいとお願いしに行っています。

”みんなやってます”というのは、仰るとおり、民営化の説明会でそのような発言をする役所の説明の不合理さを強調するために書きました。
民営化したければ、日本はどこでもやってますから
民営化したくなければ、ヨーロッパはどこでもやってますから
ということを役所の方は言うのでしょうね。
個人的には、公的責任で保育の質を上げようとする国の政策には賛成です。

ブログの紹介ありがとうございました。参考にさせて頂きます。

by 保育の連絡帳 (2009-04-01 23:06) 

すぺーすのいど

ぐわし07さん、こんばんは。(^^♪

考え方としては全然賛成です、けど・・・
「投資」は、やはり例えがよくないなぁ、と私は感じます。

「投資」だと目的は「利益」になりますよね。
これも悪いわけじゃない、でも、「利益」が望めないものには「投資」しないという論理にならないかと危惧します。

子ども(人)は、今をただ生きているだけで無限の価値があるはずです。
重い病で明日には死ぬかもしれない人でも、今日(今)生きていることには価値があるはずだし、重い障害で短い一生を病院で寝たまま過ごす人とかもそうです。

「投資」という言い方をした時に、こういった人たちは「投資価値」はあるのでしょうか?

そして、この方法が公の行為を前提とした施策であるにも関わらず、個々の親子関係で実行した時の悲劇は想像を絶するものがあります。
「お前にはこんなに「投資」したのに・・・・」

本筋から話がそれていますよね。ゴメンナサイ。
ただ、折角のとても良い考えが、ことばの独り歩きで汚染されるような気がしただけなんです。
私の中だけで勝手に歩きまわる分にはいいんですけどね。(^^ゞ

by すぺーすのいど (2009-04-02 01:46) 

ぐわし07

保育の連絡帳さん、コメントありがとうございます。
お返事するのに随分時間がかかりました。すみません。

保護者間の連絡、連携、情報交換には、お互い苦労しているようですね。。。(^^;;;
自園の中だけでも容易でないことがあります。ましてや他園と相互になんて。
一方で、必要性を強く感じている保護者も少なくないはずなんですよね。
公立園の保護者と、民間園の保護者とでは、保育園に対する考え方など、いろんな面で違いも多いんですよね。まずは、それを相互に理解できるといいなぁと思います。
ブログを始める動機になるのもよく理解できます。
似たような想いでブログを始めた保護者、多いと思いますよ。
これがお互いに連携できるといいなぁと思います。
実際にそういう動きはあちこちで見られますし。

練馬の光八保育園のことなど、おしえていただきまして、ありがとうございます。

今後も、情報交換していただけますように。
よろしくお願いいたします。
by ぐわし07 (2009-04-11 19:20) 

ぐわし07

すぺーすのいどさん、コメントありがとうございました。
お返事するのに、随分時間がかかりました。すみません。

投資という例えがいいかどうかを議論するのは、不毛ですね。
仰るとおり、利益が期待できるから投資するんだと思います。

保育などは、「費用」であり、費用は削減すればするほど良い。
という考え方に異を唱えたのだと理解しております。
将来の社会に確実に利益をもたらすのだから、費用ではなく投資と捉えるべきだとの主張だと理解しております。

また、その利益は、投資された対象そのものから直接得る性質のものではなかろうと思うのです。
ですので、例えば親子関係の中で、お前にこれだけ投資したのに、というような考え方とは根本的に異なると思うのです。

先のブログで紹介されていた本、やっと入手しました。これから読み始めるところです。読み進むにつれて、また、考えが変わるかと思います。

またいろいろと教えていただけますように。
by ぐわし07 (2009-04-11 19:36) 

みっきー

阿保で無能な保育士を解雇してから考えよ!
子供の動きについてけない、頭ごなしにしかることしかしないパソコンはできない残業はしない有給休暇はふるに休む年収600万円以上の共産党院のおばさん
こいつらが中心になって保育民営化されると質が下がると言うのはおかしくないですか?



だいたい幼稚園と比較して園児のケガする事故率が非常に高いのはこいつらおばさんの怠慢のせいだ!




ちなみにうちは生活するためにしょうがなく子供二人を保育園児にしました(T-T)
by みっきー (2009-07-10 16:41) 

ぐわし07

みっきーさん、コメントありがとうございます。

申し訳ありませんが、コメントの趣旨が良く理解できません。
幼稚園との比較も、論評できるほどの材料を私は持ち合わせておりません。

いただいたコメントは、みっきーさん個人の不満の表明に過ぎない、ととってよろしいでしょうか?
少なからず、困惑しております。


ぐわし07
by ぐわし07 (2009-09-05 11:41) 

はあ~と

私の子どもが通っている名古屋市立の保育園では、今まさに保育園の廃園、民間移管が進められています。河村市長になった途端に始まりました。タウンミーチィングでも直接訴えたのに、お答えは結局、お役人からー
  あの市長は何がしたいのでしょうー金持ちの税金減らして、趣味の名古屋城直しをして、福祉を削って、子持ちの庶民をいじめてるー
だいたい、園舎の老朽化を言うなら改修計画を進めてこなかった市の責任だと思う。名古屋城直すくらいなら、保育園を直してからにしろと言いたい。
  こんなことより訴えたいことはいっぱいあるのに
ぐちばっかでごめんなさい

by はあ~と (2010-07-12 13:52) 

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